お便りシリーズNo.65
= H30年・2018年早稲田・文学部古典(古文漢文)だより =
(三) 次の文章と和歌を詠んで、あとの問いに答えよ。これは、平安末から鎌倉初期にかけて活躍した歌人である藤原俊成が、最愛の妻(美福門院加賀)と死別した後に詠み重ねた一連の和歌を、自ら記録したものである。なお、途中に省略した部分がある。
建久四年二月一三日、年ごろの伴(とも=子ども
の母)隠れてのち、月日はかなく過ぎ行きて、
( 1 )つごもりがたにもなりにけりと、夕暮れの
空もことに、むかしのこと独り思ひ続けて、も
のに書きつく
くやしくぞひさしく人になれにける分かれも深く悲しかりけり〔A〕
{悔やまれることだ、久しくあの人(=最愛の妻)に慣れ親しんでしまったことよ。(その分)死に別れも深く悲しいことだなぁ}
さきの世にいかに契りし契りにてかくしも深く悲しかるらむ〔B〕
{前世でどのように約束した夫婦の約束というわけで、まさにこのように(妻の死が)深く悲しいのだろうか}
おのづからしばし忘るる夢もあれば驚かれてぞさらに悲しき〔C〕
{自然としばしの間(妻の死を)忘れる夢を見ることもあるので、その夢からふと目覚めた時には(妻の死を現実のものとして受け入れざるを得ず)さらにいっそう悲しい}
山の末いかなる空の果てぞとも通ひて告ぐるまぼろしもがな〔D〕
{山の奥やどのような空の果てであっても、(亡き妻に)通って言葉を告げられるまぼろし(=幻術士:補注あり)がいてくれればなぁ}
嘆きつつ春より夏も暮れぬれど別れは今日のここちこそすれ〔E〕
{(妻の死を)嘆きつつ春が過ぎて夏も暮れてしまうけれど、亡き妻との別れはまるで今日のことのような気持ちがする}
いつまでかこの世の空を眺めつつ夕べの雲をあはれともみむ〔F〕
{いつまでこの世の空を物思いにふけって眺めつつ、夕暮れの雲をしみじみと物悲しく見ることだろうか}*火葬の煙を夕べの雲と見るの心か。
また、法性寺( 2 )所にて
思ひかね草の原とて分け来ても心をくだく苔の下かな〔G〕
{(悲しみの)思いに耐えかねて草の原を分入って来ても、心をくだいて痛む苔の下(=E他18墓の下)だなぁ}
*墓の下の妻のことを思えば心が痛むの意か。
草の原分くる涙はくだくれど苔の下には答へざりけり〔H〕
{草の原をかき分けて涙はくだけて落ちるけれど、苔の下(墓の下の妻)は何も答えてくれないことだなぁ}
苔の下とどまるたまもありといふ 3 行きけむ方はそこと教へよ〔I〕
{墓の下にとどまる魂(たま=魂/公式64・58)もあるという。亡き妻の魂が行った行方はそこだと教えておくれ}
これらを、思ひがけず前斎宮(さきのさいぐう)の御所に、人の伝へ御覧ぜさせたりければ(前斎宮より届けられた弔問の歌)
身にしみて音に聞くだに露けきは別れのにはをはらふ秋風〔J〕
{身にしみて(最愛の妻を亡くされたと)うわさに聞くのでさえ(私までも)涙がちになるのは、死に別れの庭を払う秋風(のせいでしょうか?)}
御返しに
4 色ふかきことの葉送る秋風に蓬(よもぎ)のにはの露ぞ散り添ふ〔K〕
{色深き紅葉の葉を吹き送る秋風ではないが、深いお言葉を送っていただいて、荒れ果てた我が家の庭の涙の露も秋風に散り添うことです}
*心のこもった弔問のお言葉に涙したの意。
七月九日、秋風あらく吹き、雨そそきける日、左
少将まうで来て、帰るとて、書き置きける
たまゆらの露も涙もとどまらずなき人恋ふる宿の秋風〔L〕
{たまゆらの露も涙もほんのしばらくの間もとどまることがない。亡き母上を恋しく思う宿の秋風(のために)}
*左少将は問二十三にあるように俊成の子。従って「亡き人」は「亡き母上」となる。
『たまゆら』は「ほんのしばらくの間/ちょっとの間」を意味する副詞。
返し
秋になり風の音すずしく変はるにも涙の露ぞしのに散りける〔M〕
{秋になり風が涼しく変わっても(妻を亡くした悲しみの)涙の露がしきりにこぼれ散ることだ}
*「しのに」は「しきりに・しげく」の意を表す副詞。
またの年、二月一三日、忌日に法性寺にとまりた
るに、松の嵐激しきを聞きて
かりそめの夜半も悲しき松風を絶えずや苔の下に聞くらむ〔N〕
{かりそめにほんのひと時(聞こえてきても)夜半の松風の音は物悲しいのに、今頃(妻は)絶えず墓の下で(その松風の音を)聴いているのだろうか}
思ひきや千代と契りし我がなかを松の嵐にゆづるべしとは〔O〕
{このようなことになると以前思ったことだろうか、いや、思いもしなかった。千代も続くと夫婦の約束をした私たちの仲を、松の嵐に譲ることになろうとは}
次の日、( 2 )所にて
いつまでか来てもしのばむ我もまたかくこそ苔の下に朽ちなめ〔P〕
{いつまで(妻の墓に)来て亡き妻を偲ぶことができるだろうか。私もまた(いずれは)このように墓の下にきっと朽ちてしまうことだろう}
しのぶとて恋ふとてこの世甲斐ぞ無き永くて果てぬ苔の行方に〔Q〕
{(亡き妻を)偲んだとしても、恋しく思ったとしても、この世ははかなく甲斐がないものだ。永くていつまでも朽ち果てない墓の行方に(比べれば人の世の営みはむなしい)}
*人生の短さに対比される墓の永続性。
その年の秋、ふるさとにて独り月を見て、暁がた
までありしに、おぼえける
かくしもは姨捨(おばすて)山も無かりけむひとり月見るふるさとの秋〔R〕
{姨捨山に照る月を見て我が心慰めかねつと詠んだ人も、これほどまでに(慰め難くは)なかっただろう。住み慣れた元の住居で一人月を見る秋であるよ}
*姨捨山の補注に「我が心慰めかねつ」とあることに依る。
建久九年二月十三日、忌日により法性寺に向か
ひ、また( 2 )所に詣でて、心中思ふところを
詠ず
別れては六(む)とせ経にけり六つの道いづ方とだになどか知らせぬ〔S〕
{(妻と)死に別れて6年が過ぎてしまったなぁ。せめて(妻が)六道輪廻のいずれの世界に輪廻転生したかということだけでも、どうして知らせてくれないのか}
(『俊成家集』による)
注
まぼろし…幻術士。『源氏物語』桐壺巻で、桐壺更衣と死別した帝が詠む「尋ね行くまぼろしもがなつてにても魂(たま)のありかをそこと知るべく」に拠る語。なおこの帝の歌は、白居易の「長恨歌」を踏まえる。
前斎院…後白河法皇の皇女、式子内親王のこと。
姥捨山…信濃国(今の長野県)の歌枕。『古今和歌集』の「わが心慰めかねつ更科や姥捨山に照る月を見て」を踏まえる。
問十八 空欄( 1 )に入る最も適切な月を次の中から一つ選べ。
イ 二月 ロ 三月 ハ 四月 二 五月
ホ 六月 へ 七月
答え→ホ 六月
〔E〕の和歌の上句の「嘆きつつ春より夏も暮れぬれど」が、空所を含む詞書の『月日もはかなく過ぎ行きて、( 1 )つごもりがたにもなりにけり』と対応していると考えられるので、従って、空所には夏の暮れ=夏の終わりの月が入ることになります。旧暦では一〜三月が春、四〜六月が夏です。旧暦の夏の呼称は、卯月(うづき=四月)・皐月(さつき)・水無月(みなづき)。一方「つごもり」は直単E他34にあるように「月末」の意ですから、「水無月のつごもり」と言えばまさに夏の暮れということになります。(この場合の '' 暮れ ''は季節が終わるの意)
早稲田はこのような旧暦呼称に絡めた設問をよく出題します。近年の例を2題紹介しましょう。
【類題1】早稲田文学部は2015年(H27年)にも、「日数を経たる」桜の花びらが水際(みぎわ)に浮かぶ情景から、この時節を陰暦で示せばどれが適当か、といった問いを出題しています。桜の花びらが散る時節から、さらに日数が過ぎた頃となると陰暦の時節としてはいつ頃というべきでしょうか?練習のつもりで解いてみて下さい。
イ 正月中旬 ロ 二月上旬 ハ 三月下旬
二 四月中旬 ホ 五月上旬
《ヒント=大まかに言えば、旧暦に1ヶ月と10日位足すと現在の暦になります》答えは末尾に。
【類題2】2015年(H27年)早稲田教育学部の出題。本文冒頭の波全部「弥生」「睦月」は陰暦の月の呼称である。睦月と弥生の間に位置する月の陰暦の呼称(漢字二字)を、記せ。《今、何も見ずに書けるかどうか試してみてください。答えは末尾に》
こうした古文常識の対策法について、以前No.57に書いた記事をもう一度ここに載せます。考え方は今も全く同じです。
【市販の単語集 ・参考書において『苔の下』『たま(=魂)』『ことのは(=言葉)』『黄泉(よみ)/泉下(せんか)』を載せているものはどの程度存在するか】
チェック項目は以下の通りです。
A→『苔の下=墓の下・草葉の陰』を説明する項目を載せているか。
B→『たま=たましい・魂』を説明する項目を載せているか。
C→『ことのは=言の葉(ことば)/葉』の掛詞を紹介する項目を載せているか。《「こと=言葉」のみ載せていて、言の葉(ことば)との掛詞の指摘がないものは、ポイント0.5としました》
D→『黄泉(よみ)・泉下(せんか)』を説明する項目を載せているか。
調査の対象は以下の19冊とし、効果の高い方から低い方に順に並べて図表化してみました。
(1) 解法 古文単語 350 西村雪野 数研出版 820円
(2) GROUP30で覚える古文単語 600 山村由美子 語学春秋社 1000円
(3) 覚えやすく忘れにくい精選古文単語 300PLUS 共著 三省堂 860円
(4) 古文単語ゴルゴ 板野博行 スタディーカンパニー 900円
(5) 古文単語ゴルゴ プレミアム 板野博行 スタディーカンパニー 1000円
(6) オールインワン古文単語540 板野博行 スタディーカンパニー 900円
(7) 新版完全征服 必修古文単語400 島田欣一 桐原書店 860円
(8) 古文単語マスター333 西村雪野 数研出版 743円
(9) 望月光の古文単語333 望月光 旺文社 900円
(10) 大学入試 まめまめ古文単語300 仲光雄 文英堂 800円
(11) 大学入試古文単語 速読マスター500 共著 学研 1000円
(12) 現代文の例文で覚える古文単語250 仲光雄 文英堂 840円
(13) 入試古文単語 速習コンパス400 共著 桐原書店 820円
(14) 荻野文子のマドンナ古文単語230 パワーアップ版 900円
(15) 読んで見て覚える重要古文単語315 桐原書店 820円
(16) 二刀流 古文単語634 和田純一 旺文社 900円
(17) 大学入試を徹底分析 9割とける古文単語 笹森善通 KADOKAWA 1300円
(18) 新版完全征服 合格古文単語380 河合塾講師編
桐原書店 800円
(19) 古文単語フォーミュラ600 CD対応 富井健二 東進ブックス 952円
A
B
C
D
得点寄与の
ポイント
木山の直単・公式
〇
〇
〇
〇
4.0
古文単語集(1)
×
×
△
注1 P80 〇
1.5
古文単語集(2)
×
×
△
P279
×
0.5
古文単語集(3)
×
×
△
P157
×
0.5
古文単語集(4)
×
×
△
P119
×
0.5
古文単語集(5)
×
〇
△
P140
×
0.5
古文単語集(6)
×
×
△
P206
×
0.5
古文単語集(7)
×
〇
△
P128
×
0.5
古文単語集(8)
×
×
△
P66
×
0.5
古文単語集(9)
×
×
×
×
0
古文単語集(10)
×
×
×
×
0
古文単語集(11)
×
×
×
×
0
古文単語集(12)
×
×
×
×
0
古文単語集(13)
×
×
×
×
0
古文単語集(14)
×
×
×
×
0
古文単語集(15)
×
×
×
×
0
古文単語集(16)
×
×
×
×
0
古文単語集(17)
×
×
×
×
0
古文単語集(18)
×
×
×
×
0
古文単語集(19)
不明
不明
不明
不明
注2 不明
注1……「ことのは」が「言葉」と「葉」の掛詞になり得ることを示しておらず、単に「こと=言(言葉)」の意味だけ説明しているものについては、0.5ポイントとしました。
注2……『古文単語フォーミュラ600CD対応』には索引がなく、かつ、単語の並びも五十音順になっていませんでしたので、どこに当該の語句が載せられているのか分からず、不明としました。
受験対策資料の有効性は、常に個別な問題との関係性において、その得点寄与率の割合に応じて決められるべきです。「早稲田ならこの参考書がお勧め!」といった一概な言説はほとんど意味をなしません。○○年度の○○学部の問題において効果があり、しかも、その対策法が事後的な後付けの解説などではなく、予前に行われていたかどうかといった視点だけが有効性を担保するというべきです。
そうした観点から言えば、今年の早稲田文学部の古文に関する限り、市販の単語集はあまり効果がありません。多くの受験生が、適切な対策シフトとしての資料を持ってさえいれば、確実に得点化できる箇所を、みすみす見逃しているという事実に注目すべきです。
受験生に受け入れやすいものが売れ筋となり、多くの人に支持されるものが評価として定着するという、一見まっとうな評価の基準が、一方では弊害となることもあります。
というのも、多くの受験生にとって単語集の選択の基準は覚えやすいかどうかです。しかし、いかに楽しく覚えられたとしても、そこにセレクトされた単語が本番の入試問題に出るかどうかについては無頓着というのでは、まさに本末顛倒。しかし、本末顛倒ではあっても、そういうものの方が売れるという厳然たる事実があることも確かです。
戦後の日本の著名な経営者であった松下幸之助の言葉に『客の好むものを得るな。客の役に立つものを売れ。』というのがあるそうですが、そこに含意された商業モラルも、結局、売れなければ一顧だにされないという厳しい現実もあり、たかが古文単語集の話しのようですが、私には現代の商業主義社会の縮図を見る思いがします。
ともかく、ここで、早稲田受験に関する木山方式の実践の一例を紹介しましょう。
【木山方式の実践例・都内中高一貫女子校の古文クラスの場合】
私は過去5年間、都内の中高一貫女子校で古典クラスを教えてきました。年間で11回〜13回程度で、回数は少ないのですが、25名程度の受講者は全員、木山方式の公式資料をフルセットで持ちます。
文系の早稲田志望者が多いためか、又は女子学生特有の従順な生真面目さからか、とにかく暗記課題については少ない回数の割には非常によくやってくれます。
2017年度の受講者25名の合格者の内訳は、
早稲田合格者が10名(法・商・政経・文構・教〉
慶應合格者が3名(法・商・経)
上智合格者が3名(法・文・外)
GMARCH合格者が3名(法政・立教・明治)
東大合格者が1名(理科2類)
北大合格者が1名(総合文系)
横浜国立大合格者が1名(学部不明)
という結果でした。
この数字はいわゆる『実合格者』の数です。(=例えば、1人の学生が早稲田の複数学部に合格している場合でも1人と数える数え方)
述べ合格者の積算では早稲田合格者は3倍の30名近くになるはずです。この高校全体の昨年度の早稲田実合格者は13名(週刊朝日).、延べ合格者は37名(サンデー毎日)でした。
合格者の中に早稲田文学部を受けた学生はおりませんが、もし受験者がいたとしたら、かなり木山方式の暗記が役立ったであろうと推測しています。
(四)次の文章を読んで、あとの問に答えよ。
《漢文問題の問二十六・二十九に関わる部分のみ書き下しの形で本文を示します》
同母(どうぼ)の子にして、長者(ちょうじゃ=年長の子供)は或いは父母の憎む所(ところ)と為(な)り、幼者は或いは父母の愛する所と為る。此の理(ことわり)殆(ほとん)ど暁(さと)るべからず。
竊(ひそ)かに嘗(かつ)て其の由(よし)を細思(さいし)するに、蓋(けだ)し人生れて一二歳(いちにさい)、挙動笑語、自(おのずか)ら人の憐むを得(う)。
他人( A ) 愛 之、 況 父 母 乎。
【中略】
人の子たる者は、当(まさ)に父母の愛の存(あ)る所を知るべし。長者(ちょうじゃ=年長の子供)は宜(よろ)しく少しく譲るべく、幼者は宜(よろ)しく自(みずか)ら抑(おさ)ふべし。父母たる者は、又須(すべか)らく覚悟し、稍稍(やや)回転〔注…心を入れかえること)すべし。
不 可 任 意 而 行、 使 長 者 懐 怨
而 幼 者 縦 欲、 以 致 破 家 也。
問二十六 空欄( A ) の中に入る最も適切な一字を選べ。
イ 猶 ロ 何 ハ 不 二 凡 ホ 使 ヘ 初
答え→イ 猶
漢文公式15B(抑揚形)『A スラ 猶(な)ホ B、況(いわ)ンヤ Cヲ乎(や)』の句形です。'' 他人でさえ之(こ)れ〔一二歳の幼児〕を愛するのだから、まして、実の父母ならなおさらだ " の意。
多くの参考書にも載っている代表的な句形です。木山方式特有のポイントではありません。
問二十九 下線部「縦」とほぼ同じ意味になる語を次の中から一つ選べ。
イ 愛 ロ 恣 ハ 損 ニ 訓 ホ 抑 ヘ 覚
答え→ロ 恣
漢単D8 縦・恣…… ほしいママ 思うまま。勝手気まま。 〔動詞〕ほしいママニス
この2文字については、年間で15〜25回程度、直接学生に当てながらチェックを繰り返しています。木山方式受講者にとっては、まさに瞬殺の設問です。
ところで、市販の漢文参考書の中に '' 縦・恣 = ほしいままニス '' を併記しているものがどの程度あるのかと思い、調べてみました。
成城の三省堂、横浜の紀伊国屋書店ですべての漢文参考書に当たりましたが、驚いたことに、二文字を併記して載せているものが一冊もありません。
漢文参考書はどれも句形中心で、漢文語彙は付録のような扱いで、入試の本番に直接ヒットするには遠いものばかりでした。
世間一般の学生は、充分な対策シフトとしての資料を持たない状態で、過去問演習中心の、言わば'' 出たとこ勝負の演習 "〔年間40〜50題の過去問演習を消化しても、そこに運良く「縦・恣」の用法を共に確認できる問題が出て来る確率はかなり低いと私は思いますが、ともかくもそうした演習を〕を繰り返しているのだなぁ、と改めて感じました。
*【類題1】の答え→ハ 三月下旬
《現在の暦になおせば四月下旬から五月初頭の時期にあたります》
*【類題2】の答え→如月(きさらぎ)
《旧暦の春の3ヶ月の呼称は、一月=睦月(むつき)・2月=如月(きさらぎ)・3月=弥生(やよい)です。
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